このようにメラミン色素は決して悪いものではなく、肌を紫外線から守ってくれる私たちの強い味方なのです。これが"日焼け"の正体なのですね。
紫外線と加齢で出るしみ(シミ)
こどもの頃は皮膚の新陳代謝が活発で、役目を終えたメラニン色素は剥がれ落ち、すぐに元の肌の色にもどるのですが、年齢を重ねると新陳代謝が衰え、メラニン色素が長く滞在して肌に色素沈着してしまいます。これがしみ(シミ)になるわけです。
紫外線を浴びてすぐ出てくるしみ(シミ)もあれば、ずっと時間がたってから出てくるしみ(シミ)もあります。昔は健康のために日光浴が進められましたが、最近は皮膚がんの原因になるということで、むしろ直射日光を避け、外気浴で十分という方向に変わりました。ですから、若い頃から外出する時はUVケアを怠らず、しみ(シミ)の原因を作らないようにすることが大切です。冬や曇りの日も紫外線は案外と強いものです。
食事のバランスが悪くて出るしみ(シミ)
食事のバランスが悪いと、内臓に疾患がなくても、過剰に食べた栄養素の代謝がうまくいかず、経絡(東洋医学の気や血の通り道)に沿ってしみ(シミ)や発疹、あざ、ほくろなどの形で現れることがあります。多くの若い方の食事がこれに該当すると思われます。炭水化物(ごはん)が太るからと食べない、タンパク質(お肉・乳製品)は大好き、フライドポテトやスナック菓子などのジャンクフードが主食(脂肪の過剰)ということだと、肝臓は悲鳴を上げています。大腸は死にそうです。
このような食生活の不具合がしみ(シミ)の原因となっているケースも多いと思われます。
肝臓や腎臓の機能低下で出るしみ(シミ)
日光になんかほとんど当たってないのにしみ(シミ)ができる、という場合、肝臓の機能が低下している可能性があります。肝臓は血液の代謝や解毒をしてくれますが、機能が低下すると、代謝しきれない余剰の物質が、経絡に沿って現れます。
肝臓が弱ると、ほほ骨にしみ(シミ)がでやすく、眉間にもトラブルが現れやすくなります。肝臓の不調が原因のしみ(シミ)や肌の色の悪さは、原因である肝臓を治療しないとよくなりません。
体調がすぐれず、思いがけないしみ(シミ)ができてしまったときは、専門医で受診をお勧めします。